GNSS技術を利用して列車の位置特定を行い、その位置情報を基に音声や画面表示、LED点滅などにより、運転士に対して運転支援(注意喚起)を行う装置です。
各現場で注意喚起する場所が設定でき、現場の指導担当者や乗務員グループで自主的に運営が可能です。運転士をサポートする様々なメッセージについては、現場のニーズに合わせて自由に設定して使用できます。
<注意喚起メッセージ例>
・停車駅や通過駅での誤通過、誤停車を防止するための注意喚起
・速度を落とさなければならない急カーブや急こう配、日々変わる工事区間での徐行注意喚起
・停車してはいけないエアセクションでの速度低下注意喚起
・停車時のドア方向案内、停車中の誤発車注意喚起・休憩中の乗務時間案内
車載端末単体で稼働するため、車両の形式や運転設備に関わらず使用でき、車両の改造を必要としません。車両の運転台に固定用金具を取り付けるのみで使用可能です。
車載端末は、その日乗務する運転士の人数分だけで運用できるため、車両に常設する場合よりも端末数が大幅に削減できます。また、乗務後に運転士が事務所へ端末を持ち帰ることで、頻繁にデータ変更も可能となります。
停車駅に関する定型の注意喚起(停車駅間4箇所)ほか、工事区間や徐行区間といった追加登録などのカスタマイズが可能です。録音した音声や画面の表示内容(文字・色・点滅)、注意喚起用のLED点滅パターンなどを定期的に変更できます。
注意喚起の音声は、PCで録音したファイルなどを利用して、簡単に追加・変更が可能です。導入時の音声から、現場の担当者自身が注意喚起するオリジナルの音声へと変更することで、マンネリ化を防止する効果が期待できます。
公共の通信を利用することで、指令所や区所に設置したPCから車載端末に情報を発信することが可能です。また、列車の在線位置も一目で把握できます。
停車駅間で、計4回の注意喚起を行います。
1回目は、発車直後、2回目は、停止制動を開始する位置で、3回目は、停車駅のホーム入駅時、4回目は、ホーム中間付近で最終確認のため注意喚起します。
このほか、工事区間、徐行区間等の登録もできます。
また、速度監視も行っており、速度超過をしないよう、注意喚起を行います。
注意喚起の音声は、PCで録音したMP3ファイル等を利用できますので、簡単に追加や変更が可能です。
・近畿日本鉄道株式会社
・西日本旅客鉄道株式会社
・東武鉄道株式会社
・西日本鉄道株式会社
・土佐くろしお鉄道株式会社
※敬称略
端末装置仕様
・OS:Android
・画面サイス:5.0インチTFT
タッチパネル
・電源:バッテリー/ACアダプタ
西日本鉄道様
運転士支援システム Train Navi
私たちが自動車を運転する際、目的地までの道筋を示すカーナビがなくとも、運転そのものには支障ありません。しかし、実際には設置されていないと不安を覚えるものです。電車にも、…