車輪踏面のフラットやハクリによりレールに発生する異常振動(G)と損傷数(個)を検知することで、車輪単位の踏面損傷が把握できる装置です。車輪踏面全周の状況や損傷の推移などが分かることで、効率的な車輪転削計画が立案できます。
フラット検出装置は、各センサ・データ取得装置・後方支援装置と3つのシステムから構成。踏面損傷の度合による削正優先順位の決定および削正計画を支援します。
得られたデータを元に、車輪単位に踏面損傷を検出し、通過履歴表示や統計処理、データ検索、転削管理といった様々な処理が行えます。
<他社にはない独自性>
・車輪踏面損傷を視覚的に捉えられるよう、車輪を6分割し、どの位置にどの程度の損傷があるかを色分け表示した「車輪損傷図」を使用
・あたかも線路脇で聞いているかのような列車の通過音が再生でき、フラットによる騒音が事務所で確認可能
・センサ部と解析部は屋外設置のため、「雷害対策」を標準機能(「雷害対策」は全ての落雷による被害を補償するものではございません)
JR九州様
車両用システム
フラットとは、鉄道車両の車輪の表面上に生じた〈こすれた傷〉のこと。運行の過程でやむなく急ブレーキをかけたら、車輪がレールの上を滑走し、その摩擦によって車輪に傷ができてしまい…